[Time][SS] 雨は見ている [story]
久しぶりの更新がこれかよ、という感じですが(笑)another side を書きました。
この夏、忙しくしていたこともあり、インターネットの時間を減らしてたんです。
その中で、巡回もあまりできてなくて。
だいたい、(書かれる場合は)夏か秋にshortstoryが書かれるので、
そろそろ秋だし、と、ご飯を食べながらスマホで巡回してみたら。
なんてこった、夏に更新されてるじゃないですか!!
こちらに出てくる女性は、Timeで使っている私のキャラクター「天野雫」です♪
#わかる人にしかわかりませんが(笑
ということで、仕事の疲れもどこへやら。
元気もいっぱいもらったので、早速、雫Sideに取り掛かりました。
数か月ぶりの物書きモードなので、あまりこなれてませんがご勘弁を。
#マスターsideで彼の心が折れそうになっているので、そのフォローです。
#―― フォローになっているのか、これ!?
ココロは、新たな<生命>を生み出すという。
いつの日か、私にも感じることができるのだろうか。
自分の中にあるココロを。
他の誰かの中にあるココロを。
生命を生み出すような力強い<想い>を。
-----------------
「疲れましたわ……」
自分の中から出たとは思えないほどのくたびれ果てた声。
開き戸に左手をかけると、軽く開いた。
「……おっとっと。」
慌てて体勢を立て直す。
「ただいまぁ~」
「おかえりなさい。お疲れ様でした。」
そうそう。誰かにそう言ってほしかったのよね~。
労ってもらうのは、感謝されるのと同じくらいうれしい。
久しぶりに履いた高めのヒールを放り出すように脱ぎ、
慌ててきちんと揃える。
「山神様の会合……」
あ! そういえば、昨日の帰りに何か声をかけられたような……。
あの時はこの会合のことで頭がいっぱいだったし、何を言われたのか
まったく覚えてないわ……ちょっとは、しゃきっとしないと……。
「……センセ?」
「減点」
そう応えて、二人、小さく笑った。
-----------------
部屋着に着替えた後に、丸いちゃぶ台を挟んで乾杯。
あなたは、ビール。私は麦茶。
「……私たちの力にも限界はあるし」
? 何か浮かないことを考えている。
「やりすぎたら後がねぇ……」
あれからどれだけの時間を一緒に過ごしているのだろう。
私が「長い」と考えるのだから、あなたにとっては、ずいぶん
長い時が流れているはずだ。
大きなため息が1つ。
あらあら。
「どうかしたの?」
高校生のやんちゃな頃から見ているけれど、ずいぶんと立派になったものよねぇ。
? 上目遣いに私を見て、どうかしたのかしら?
あなたは、昔から、たまに、そういう目をするのよね……
「少し夜風に当たりたいんだけど、いい?」
ちょっと場所を変えてみたけど……こういうことかしら?
-----------------
「今年も会えないのかしらね」
曇り空を見ながら、年に一度の逢瀬を考える。
私の力では、雨雲を呼ぶことはできても、雨雲を蹴散らすことはできない。
彼らにとっては、邪魔な力だ。
雨。
人の想いをさえぎる雨。
あの人の想いを裏切る雨。
雨。
暖かい想いを載せて運ぶ雨。
きっとそれが私の原点。
雨。
雨。。
雨。。。暖かい。。。暖かい。。。雨。。。
「…セ?」
あら?
「セ、センセ?」
???
「あ、あ、あの、その、こんなところで寝たら風邪ひきますよ!
……あれ、<妖怪>は病気にならないんだっけ……どーでもいい!
センセ? 寝るなら布団で!」
「あ、あら、ごめんなさい。肩、借りて寝ちゃったのね。重たかったでしょ?」
「…………」
-----
今日は早めに休むと伝えたら、顔が真っ赤になるほどの勢いで賛成してくれて。
「せっかく来てくれたのに、ろくに話もできなくて本当にごめんなさいね。」
「そんなに疲れているときに来ちゃってすみません。」
私は自分の部屋へ、あなたは客間へ。
「あのね。」
私は、後ろ姿に向かって声をかける。
「今日、家で待っていてくれて本当にありがとう。嬉しかったわ。おやすみなさい」
「……お、おやすみなさい」
あなたの声のトーンがいつもと違う気がするけれど、眠気のせいかしら。。。
--------
見ているんです。
見ているんですよ。
ただ、ただ、残念なことに、見ているその1つ1つが彼の感情と直結している、
ということが、彼女には全く分からないだけなんです!!
頑張れ、柊。
この夏、忙しくしていたこともあり、インターネットの時間を減らしてたんです。
その中で、巡回もあまりできてなくて。
だいたい、(書かれる場合は)夏か秋にshortstoryが書かれるので、
そろそろ秋だし、と、ご飯を食べながらスマホで巡回してみたら。
なんてこった、夏に更新されてるじゃないですか!!
幻燈庵雑記 -- [gtds] それも良いんじゃないかなと http://analogrpg.net/modules/xpress/?p=6850
こちらに出てくる女性は、Timeで使っている私のキャラクター「天野雫」です♪
#わかる人にしかわかりませんが(笑
ということで、仕事の疲れもどこへやら。
元気もいっぱいもらったので、早速、雫Sideに取り掛かりました。
数か月ぶりの物書きモードなので、あまりこなれてませんがご勘弁を。
#マスターsideで彼の心が折れそうになっているので、そのフォローです。
#―― フォローになっているのか、これ!?
ココロは、新たな<生命>を生み出すという。
いつの日か、私にも感じることができるのだろうか。
自分の中にあるココロを。
他の誰かの中にあるココロを。
生命を生み出すような力強い<想い>を。
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「疲れましたわ……」
自分の中から出たとは思えないほどのくたびれ果てた声。
開き戸に左手をかけると、軽く開いた。
「……おっとっと。」
慌てて体勢を立て直す。
「ただいまぁ~」
「おかえりなさい。お疲れ様でした。」
そうそう。誰かにそう言ってほしかったのよね~。
労ってもらうのは、感謝されるのと同じくらいうれしい。
久しぶりに履いた高めのヒールを放り出すように脱ぎ、
慌ててきちんと揃える。
「山神様の会合……」
あ! そういえば、昨日の帰りに何か声をかけられたような……。
あの時はこの会合のことで頭がいっぱいだったし、何を言われたのか
まったく覚えてないわ……ちょっとは、しゃきっとしないと……。
「……センセ?」
「減点」
そう応えて、二人、小さく笑った。
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部屋着に着替えた後に、丸いちゃぶ台を挟んで乾杯。
あなたは、ビール。私は麦茶。
「……私たちの力にも限界はあるし」
? 何か浮かないことを考えている。
「やりすぎたら後がねぇ……」
あれからどれだけの時間を一緒に過ごしているのだろう。
私が「長い」と考えるのだから、あなたにとっては、ずいぶん
長い時が流れているはずだ。
大きなため息が1つ。
あらあら。
「どうかしたの?」
高校生のやんちゃな頃から見ているけれど、ずいぶんと立派になったものよねぇ。
? 上目遣いに私を見て、どうかしたのかしら?
あなたは、昔から、たまに、そういう目をするのよね……
「少し夜風に当たりたいんだけど、いい?」
ちょっと場所を変えてみたけど……こういうことかしら?
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「今年も会えないのかしらね」
曇り空を見ながら、年に一度の逢瀬を考える。
私の力では、雨雲を呼ぶことはできても、雨雲を蹴散らすことはできない。
彼らにとっては、邪魔な力だ。
雨。
人の想いをさえぎる雨。
あの人の想いを裏切る雨。
雨。
暖かい想いを載せて運ぶ雨。
きっとそれが私の原点。
雨。
雨。。
雨。。。暖かい。。。暖かい。。。雨。。。
「…セ?」
あら?
「セ、センセ?」
???
「あ、あ、あの、その、こんなところで寝たら風邪ひきますよ!
……あれ、<妖怪>は病気にならないんだっけ……どーでもいい!
センセ? 寝るなら布団で!」
「あ、あら、ごめんなさい。肩、借りて寝ちゃったのね。重たかったでしょ?」
「…………」
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今日は早めに休むと伝えたら、顔が真っ赤になるほどの勢いで賛成してくれて。
「せっかく来てくれたのに、ろくに話もできなくて本当にごめんなさいね。」
「そんなに疲れているときに来ちゃってすみません。」
私は自分の部屋へ、あなたは客間へ。
「あのね。」
私は、後ろ姿に向かって声をかける。
「今日、家で待っていてくれて本当にありがとう。嬉しかったわ。おやすみなさい」
「……お、おやすみなさい」
あなたの声のトーンがいつもと違う気がするけれど、眠気のせいかしら。。。
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見ているんです。
見ているんですよ。
ただ、ただ、残念なことに、見ているその1つ1つが彼の感情と直結している、
ということが、彼女には全く分からないだけなんです!!
頑張れ、柊。
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