[SS]紀家くんの日常? [story]
むかしむかーしに書いていた超ショートショートが出てきましたので、転記します。
「で、この話どこまで本当なの?」
「……冗談言わないで。人と同じ大きさの魔物を退治した、なんてゲームの世界でもない限りあり得ないでしょ」
「いや、ほら、最近いろいろと事件もあるし……」
江島さんならやりかねないから確認した、などと言ったら、自分が退治されてしまう。
「で、お願いだけど」
「この壁新聞は回収しとくよ」
「それと……」
「江島さんの周辺で行われている調査を止めさせること」
「……わかってるじゃない」
「まぁね」
「じゃ、よろしく~」
片手をひらひらさせると、愛美は本部を出て行った。
「紀家委員長、報道委員会には先ほどメールにて連絡を入れました。」
「先回りしてくれたのか……ありがとう、”ノア”」
確かにここ数ヶ月、週に一度はこんなことしてるもんな……。
ため息とともに、紀家はノアのコンソールに突っ伏した。
「で、この話どこまで本当なの?」
「……冗談言わないで。人と同じ大きさの魔物を退治した、なんてゲームの世界でもない限りあり得ないでしょ」
「いや、ほら、最近いろいろと事件もあるし……」
江島さんならやりかねないから確認した、などと言ったら、自分が退治されてしまう。
「で、お願いだけど」
「この壁新聞は回収しとくよ」
「それと……」
「江島さんの周辺で行われている調査を止めさせること」
「……わかってるじゃない」
「まぁね」
「じゃ、よろしく~」
片手をひらひらさせると、愛美は本部を出て行った。
「紀家委員長、報道委員会には先ほどメールにて連絡を入れました。」
「先回りしてくれたのか……ありがとう、”ノア”」
確かにここ数ヶ月、週に一度はこんなことしてるもんな……。
ため息とともに、紀家はノアのコンソールに突っ伏した。
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